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【初心者向け】マーケティング戦略における5W1Hとは?困ったらコレを使おう!

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こんにちは。SHOです!

 

今回は『 マーケティング戦略における5W1H 』について解説していきます。

この5W1Hとは、マーケティング戦略や社内のプレゼンテーション、コミュニケーションなどさまざまなビジネスシーンで使えるフレームワークになります。

 

例えば、マーケティング戦略フレームワーク(3C分析・4P分析・STP分析など)で行き詰まったときに5W1Hを使うことで、シンプルかつ多角的な思考で新たな問題解決方法を導くことができます。

 

そこで、今回はマーケティング戦略に焦点を合わせて一緒に見ていきましょう!

 

 

 

5W1Hとは

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When:いつ

Where:どこで

Who:誰が

What:何を

Why:なぜ

How:どのように

 

5W1Hとは、これらの頭文字をとった略称で情報伝達のポイントのことです。

ビジネスの場面では報告書やメールの作成時、口頭で状況を説明する際に応用します。

 

元々はニュース記事を書く際の原則として使われていました。

ニュース記事では一番重要なことを先頭にもってくる定例があり欧米の「5W(Five Ws)」が発祥と言われています。

日本では更に「1H(How どのように)」を足して「六何の法則」とも呼ばれています。

 

 

 

5W1Hと4P分析の関連性

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・Where(どこで)

Place(流通)どこの経路で?

・What(何を)

Product(製品)どんな商品・サービスを? 

・How(どのように)

Promotion(販売促進)どう知らせるか?

Price(価格)いくらで?

 

実は5W1Hの中には、マーケティング戦略の4P分析の要素が含まれています。

マーケティング戦略の4P分析を行なっていて行き詰まった際に、5W1Hフレームワークを使うことでシンプルに考えることができます。

又、それぞれ分けて考えていたものを1つのストーリーで整理することができるのも、このフレームワークの特徴です。

 

↓4P分析についてはコチラをご覧ください↓

【初心者向け】マーケティング戦略の分析手法⑥選‼︎ - Lifeonce.Japanのブログ

 

 

 

マーケティング戦略における5W1Hの使い方

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マーケティング戦略における5W1Hでは、問題解決のために客観的視点思考整理を目的として使います。

 

When(いつ):期間やタイミング

・商品やサービスの販売開始時期

・販売期間・期限

・キャンペーンの開始時期

・消費者が求めている時期やタイミング

 

又、自社製品だけでなく

・競合他社の商品やサービスの販売期間

・キャンペーン期間

・消費者の年間イベントに伴う消費者行動

など

 

Where(どこで):チャネルや場所

・販売チャネル

・流通経路

・実店舗やネット通販

・利用しやすいチャネルがどこであるのか。

・どのシチュエーションであるのか。

など

 

Who(誰が):ターゲット層(ペルソナ)

・商品やサービスを誰に売りたいのか。

・購買の意思決定者は誰か。

・誰が商品やサービスを購入したいのか。

など

 

What(何を):商品・サービスの価値

・実際に販売する商品やサービス

・商品やサービスが顧客に提供する価値

など

 

Why(なぜ):消費者の購入理由

・商品やサービスを販売する目的やゴール

・なぜ消費者がそれを欲しているのか。

・なぜ市場がそれを欲しているのか。

など

 

How(どのように):販促や集客方法

・マスメディア

ソーシャルメディア

クロスメディアでのプロモーション

・ダイレクトメール

・広告媒体や頻度、予算

など

 

 

 

5W1Hの派生系フレームワーク

5W2H

「How much(いくら)」

価格戦略資金計画などを分析します。

 

5W3H

「How much(いくら)」

「How Many(どのくらい)」

市場に出回る商品やサービスの数量や出荷頻度、プロジェクト全体の規模について分析します。

 

6W2H

「How much(いくら)」

「Whom(誰に)」

どのような消費者を対象にするかという論点にフォーカスしたもの。

この場合には、「Who(誰が)」は、マーケティング戦略を実施する側の人物を指します。

 

2W1H

5W1Hを簡略化したフレームワーク

「Why」「What」の観点から問題を提議し、改善方法「How」を導き出します。

この手法は、社内コミュニケーションプレゼンテーションなどに有効です。

 

 

*海外版フレームワーク

5W

5W1Hの起源になるもの。

 

5W1H

What→「What if(したらどうなるだろう)」

Who →「Whom(誰に)」

に置き換えられて使われることがあります。

 

6W

5W1Hの同意語になります。

 

5W2H

「How much(いくら)」

海外版では、長さ・重さ・距離・合計数値といった量に関する分析要素を含みます。

 

5Whys

「Why - Why - Why - Why - Why 」

「Why(なぜ)」を5回反復することで、問題の真の原因を究明することができます。

ビジネスで問題に行き詰まった時の原因究明や、業務効率化のための問題点の分析などに有効です。

このフレームワークは、大野耐一氏(元トヨタ自動車副社長)が考案したフレームワークで世界で注目され、今ではさまざまな海外の現場で活用されています。

 

Golden Circle(ゴールデン・サークル)

「Why - How - What 」

これは人の心を大きく動かしてきたスピーカーや企業は「まずWhyを分析し、そのWhyを実現するためのHowを考え、その結果製品やサービスなどのWhatを生み出してきた」というルールです。

このフレームワークは、TEDスピーカーとして有名になったサイモン・シネックが2009年に発表したものです。

 

 

 

オススメの本


マンガでわかる! 5W1H思考

 


トヨタ式5W1H思考 カイゼン、イノベーションを生む究極の課題解決法

 


WHYから始めよ! インスパイア型リーダーはここが違う

 

 

 

 

最後に

今回は『 マーケティング戦略における5W1H  』の基本的なものから派生系フレームワークについて解説してきました。

もっと深掘りしてもらうと、この記事には載せていないものも出てくると思います。

 

ここで覚えておいてほしいのは、あくまでマーケティング戦略“問題解決のために客観的視点や思考整理を目的” として使用するので、決して全てのパターンを使う必要はない。ということです。

これらを使うことが目的ではないので、しっかりと本質を見失わないようにしてください。

 

又、この様な視点や思考の方法は、次々と新しいものが提唱されてきます。

常に最新の情報にはアンテナを張っておきましょう!

 

 

 

 

Best Wishes ‼️